フルルビプロフェンとノルフロキサシンの相互作用と代替薬 99回薬剤師国家試験問171の5
99回薬剤師国家試験 問171の5
薬物相互作用の回避方法に関する記述のうち正誤を判定してみよう。
5 フルルビプロフェンとノルフロキサシンを併用すると痙れんを起こすことがあるので、フルルビプロフェンをアセトアミノフェンに変更する。
99回薬剤師国家試験 問171の5 解答解説
5 ○ フルルビプロフェンとノルフロキサシンを併用すると痙れんを起こすことがあるので、フルルビプロフェンをアセトアミノフェンに変更する。
ニューキノロン系抗菌剤と非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)を併用すると、
ニューキノロン系抗菌剤のGABAA阻害作用が、
非ステロイド性消炎鎮痛剤により増強され、痙攣を起こすことがある。
そのため、ニューキノロン系抗菌剤と非ステロイド性消炎鎮痛剤の併用は、
薬剤の組み合わせにより、禁忌であったり、併用注意であったりする。
NSAIDsのフルルビプロフェン経口剤(フロベン),
フルルビプロフェンアキセチル注射剤(ロピオン),
エスフルルビプロフェン・ハッカ油経皮吸収製剤(ロコアテープ)は、
ニューキノロン系抗菌薬のノルフロキサシン,ロメフロキサシン,プルリフロキサシン,エノキサシン水和物との併用は禁忌とされている。
アセトアミノフェンはNSAIDsではないため、
上記のようなニューキノロン系抗菌剤との相互作用はない。
関連問題
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