分析対象物を正確に測定する能力を示すパラメーター 106回薬剤師国家試験問3
106回薬剤師国家試験 問3
医薬品の分析法バリデーションにおいて、試料中に共存すると考えられる物質の存在下で、分析対象物を正確に測定する能力を示すパラメーターはどれか。1つ選びなさい。
1 検出限界
2 真度
3 精度
4 直線性
5 特異性
106回薬剤師国家試験 問3 解答解説
正解は5の特異性である。
特異性とは、試料中に共存すると考えられる物質の存在下で、
分析対象物を正確に測定する能力を示すパラメーターである。
特異性は選択性とも呼ばれ、分析法が目的物質を識別する能力を表す。
以下で各選択肢の用語を解説
1 検出限界
検出限界は、分析対象物を検出できる最低の量または濃度を示すパラメーターです。
「共存物質があっても正確に測定できる能力」ではないため、誤りです。
2 真度
真度は、測定値の偏りの小ささに関するパラメーターであり、
測定値が真の値にどれだけ近いかを示します。
3 精度
精度は、測定値のばらつきの小ささを表すパラメーターです。
同じ試料を繰り返し分析したときに、
得られる測定値同士が互いにどれだけ一致するかを示します。
4 直線性
直線性は、分析対象物の量または濃度に対して、
測定値が直線関係にある値を与える能力です。
検量線が直線的になるかどうかを評価するパラメーターです。
5 特異性
特異性は、試料中に共存すると考えられる物質、
たとえば添加物、分解生成物、夾雑物などが存在していても、
目的とする分析対象物を正確に測定できる能力をいいます。