線形1-コンパートメントモデルに従う薬物の繰り返し急速静脈内投与の血中濃度 111回薬剤師国家試験問46の解説
111回薬剤師国家試験 問46
体内動態が線形 1-コンパートメントモデルに従い、
消失半減期が6 時間の薬物を、6 時間間隔で繰り返し急速静脈内投与するとき、
初回投与時の最高血中薬物濃度( 1 回目投与直後)の 1.75 倍の血中薬物濃度になるのはいつか。
1つ選びなさい。

線形1-コンパートメントモデルに従う薬物の
繰り返し急速静脈内投与についての問題です。
1-コンパートメントモデルとは、
体内をひとつの均一な箱のように考えるモデルです。
急速静注すると、薬物はすぐにその箱全体に分布したとみなし、
血中濃度が瞬時に上がります。
線形モデルでは、その後、体内から一定の割合で薬物が消失していきます。
初回投与直後の最高血中濃度を C とします。
この薬物は消失半減期が 6時間、投与間隔も 6時間です。
半減期と投与間隔が同じなら、
次回投与直前の濃度は「前回の投与直後の濃度の半分」と考えればよいです。
そして、急速静注なので、
投与直後は 1回分の濃度 C が一気に加算されます。
本問の薬物の血中濃度の推移は、
以下の表の通りです。

よって、血中濃度が初回投与直後の最高血中薬物濃度の 1.75倍になるのは、
3回目投与直後です。
