第一種向精神薬はどれか 111回薬剤師国家試験問77の解説
111回薬剤師国家試験 問77
麻薬及び向精神薬取締法で規制される第一種向精神薬はどれか。
1つ選びなさい。
1 フェンタニル
2 ジアゼパム
3 セレギリン
4 メタンフェタミン
5 メチルフェニデート
111回薬剤師国家試験 問77 解答解説
麻薬及び向精神薬取締法で規制される第一種向精神薬は、
選択肢5のメチルフェニデートです。

以下で解説します。
向精神薬は、その乱用の危険性と治療上の有用性により、
第1種向精神薬、第2種向精神薬、第3種向精神薬の3種類に分類されています。
第一種向精神薬とは、医療上の有用性はある一方で、
乱用・依存の危険性が特に高い薬物です。
メチルフェニデートは、中枢神経刺激作用をもつ薬物で、
注意欠陥/多動性障害(AD/HD)やナルコレプシーの治療薬として有用です。
メチルフェニデートは、適切に使えば注意力や覚醒状態の改善が期待できます。
一方で、医療目的を外れて使用すると、
覚醒感、多幸感、集中力増強感などを目的とした乱用につながるおそれがあり、
薬物依存を生じるリスクが高い薬物です。
そのため、メチルフェニデートは、
第一種向精神薬に分類され、厳格に管理されています。
2026年2月時点で、
日本国内で流通しているメチルフェニデート製剤として、
コンサータ錠とリタリン錠がある。
コンサータ錠
一般名:メチルフェニデート塩酸塩徐放錠
適応:注意欠陥/多動性障害(AD/HD)
リタリン錠
一般名:メチルフェニデート塩酸塩錠
適応:ナルコレプシー
ナルコレプシーは、日中の強い眠気を主症状とする中枢性過眠症です。
夜に睡眠をとっていても、日中に突然強い眠気に襲われます。
2026年2月の時点で、
日本国内で流通している第一種向精神薬は以下の通りです。
メチルフェニデート
中枢神経刺激薬
商品名:コンサータ(塩酸塩徐放錠) リタリン(塩酸塩錠)
モダフィニル
中枢性覚醒促進薬
商品名:モディオダール錠
セコバルビタール
催眠鎮静薬
商品名:注射用アイオナール・ナトリウム(0.2)
他の選択肢の薬物の法規制上の分類は以下の通りです。
1 フェンタニル:麻薬
2 ジアゼパム:第三種向精神薬
3 セレギリン:覚醒剤原料
4 メタンフェタミン:覚醒剤